エンジン


購入時のチャイナ1号機エンジン
取り合えずM6ボルトは100mm、80mmの2本を除いてGoose用のステンレスボタンヘッドボルトに交換した。
フラッシュ焚いて撮影したため明るい色をしているがそれにしてもミッションオイルの色ではない? 臭いもゴム系の臭い。 粘度はあるがワコーズのプロステージに変えておく。

貰ったチャイナエンジン(チャイナ2号機)のOH
"オートマ風バックギア付"を貰ったのだが、貰うときに変な音がすると聞いた。 そのまま積む事は無理だと知りOHすることに。
@オイルは結構汚れている。 しかし目に見えるほど大きな鉄粉は出ていない。 破片などないようだ。
Aカムチェーンが伸びているのかもしれない? と思って、カムのカバーを外したがチェーンの伸びはない。 「そんなに簡単でないかな。」と思いつつカム周辺OHのため、テンションアジャスタを外したところ・・・スプリングが外れない。  見える部分で引っ張って抜けるものでなく、シール剥がしのフックで引き出した(モンキーなどを整備したことがある方なら判るだろうが普通キャップを外したボロって落ちてくるものだ)それでも少し伸びた。
カム、バルブ、ロッカーアームに異常は見られなかった。
Bシリンダーを外したところでスターターモータが斜めに動いた?「やらかした!」って思ったが・・・
C写真を見て判った。 Aの写真はカムを外す前の写真なのだが、その時にすでに割れていたことが写真で判った。 右の写真がAの一部を拡大したもの。折れた部分は外部からの傷はない。 ということは・・・このエンジン、エンジンの始動時に折れることがあるってこと? 確かにスターター付のカブのエンジンはモーターの位置を変更している。(シリンダー下側→シリンダー上側に変更) チャイナはけっこう排気量が大きいものがあるこれは107ccとシリンダーにかいてある。
一番上のカムギアカバーを外した写真も良く見れば線が見える。 後々判ったが、セルモータギアケースに当たり傷があった。OHしたときは気付かなかったがこのページを見た方に各部を見せていたら気が付いた。
Dスターターモーターを外すと肉厚が薄いのが良くわかる。 Gooseだったらオイルが漏れるので判りやすいが降ろしたときに気付かないほど
Eマグネットカバーを外したときに出てきたテンションアジャスターのガイドらしきもの。 左手前が引き千切られたように削れている・・・カブのマニュアルにそれらしきものが見当たらない何処から出てきたんだろう。 大きな音の原因はこれと、ケースが割れていたことらしい。 一応クランクもばらしてみる予定です。(ただ、フライホイルプーラーが必要。)
F右側の丸いものがチャイナの自動遠心式クラッチ。 カブで見る感じと違う。 アウターカバーが奥にあり、ディスクが上に乗っている感じでまったく逆だ。 単に押し付ける簡単な構造と言える。 クラッチレバーはない。(シャフトはあるからC90あたりのものがそのまま使えそうな気がする)
G湿式多枚コイルスプリングという意味合では同じだが性能はカブに劣りこれのせいで出足が悪いのだろう。 現在積んでいるエンジンもクラッチ調整はカブ並みにあるので調整してみよう。 
Hクラッチ&ギアを外すとホンダC50(70,90)の3速リターンと見分けが付かない。(私が無知なのかもしれないが)
I造りはいい加減だがC50(70,90)と同様のフィルターが付いている。 ゴムの整形はお世辞にも綺麗と言えない。 役立っているのか? これ。 きっと隙間がある。 ベアリングの入った引き出しより軽く抜けるぞ きっと逆さにしたら落ちるみたいな…。 一応ガスケットの切れ端は引っかかっていた。
J武川製強化自動遠心クラッチも頂いた。(説明書はない)
Kあてがって見ると付きそうだ。 おっ、カブっぽくなった! カバーも付きそうだ(カブの部品がいるので判らないが)
Lチャイナクラッチカバーの裏はC50(70,90)と同様に見える。 寸分違わずコピーされてるか判らない。
このエンジンの管理値は「ホンダスーパーカブ50・70・90 ホンダリトルカブ サービスマニュアル」が参考となることが判明した。
デイトナ製セル付カブ系マグネットリムーバ(1.5千円程度)にて破断したカバーを取り除いた。 現在積んでいるエンジンと合わせれば直ると思われる。

セッティングは濃い目だったため、カーボンがだいぶたまっていた。今回直したボール盤に真鍮のワイヤーブラシをセットしあっという間に殆どのカーボンが取れた。 
ポートはした面が直角に近い。 ポートの見直しは考えるべきだと思う。 充填効率をアップさせるのは差ほど難しくは無い。 下側を曲面にするだけでUPする。 しかしかなり小さな穴なのでリューターで出来る範囲は限られる。 地道なヤスリの作業となりそうだ。
リューターで削れる範囲は削りなおしました。 後は手作業。 気が付いたのはチャイナはわずかながらコブラポートになっている。(排気量が小さいので指を入れて判ったのですが) 低速トルクが欲しくてわざと行なっているのだろうか・・・。
ピストンとバルブの清掃完了
こんだけ使えるようにしました。 シリンダーが小さすぎるのでホーニングはブレーキキャリパー用の研磨機で磨いてます。 シリンダーヘッドは実験的なことをしていますのでないしょです。  スワール,タンブル流とヒートスポットを考えて雑誌等で紹介していないことをやっておきました。

チャイナ1号と2号のエンジンでもう少し良いエンジンに作り変える
(H19.3.13)
OHする前にチャイナ1号機のプラグをチェック・・・真っ白です。(碍子にすこしカーボンが付いているのは軍手に付いた汚れが移っただけ) 全開で走れるようになってから、ほぼ常に全開走行だし過酷だったかぁ。 軽く焼きつき出てるかも?
焼き付くまではいかないが、混合気が薄いことやオイルの回りが悪いのが判る。 まぁ、常に全開は想定外か?
キャブセッティングだけで済むか判らない。
バルブは吸入側はカーボンがたまり、排気側はしっかり焼けているシリンダーも一部傷が見えるが補正できる範囲内。
エンジンを作っているメーカーは違うが基本はカブ系エンジン。 1号機のコンロッドに2号機のピストンピンはぴったりはまった。 2号機のピストンピンの消耗は少ない。 ストロークも変わらない。  腰上移植が出来そうだ。 試してみよう。
手前が2号機のインテークマニホールド、奥が1号機のインテークマニホールド長さも径も違う。 ガソリンタンクにキャブが当たらないかが少し心配。  現状のエンジンに比べれば大したことではない。
(H19.3.21)
チャイナ1号機,2号機の腰下を並べてみた。 メーカーが違うが造り、寸法は同じ。 ホンダのコピーは云うまでもないだろう。 意外なのはカブより良くできている部品もなかにはあること。
しかし、そこはチャイナ。 全部が良い訳ない。 こんなの見てそのまま組める訳がない。 ということで3.2mmのカラーを旋盤で作成し、両サイドに挟み込んだ。 次のOHで磨耗するか確認しよう。
シリンダーも3mm長い
シャフトの長さも違うことが判り組みなおしたが…
カムチェーンも短かった。 ここまで組んだのに…やり直しだ。 オイルは抜いた。 
チャイナ2号機で割れていた部分(もちろん1号機のもの)マグネットはすごく堅く填っていました。(実はクランクシャフトの方が僅かながら太いため、強引に押し込んでいるのだ。 組んだ時にただ、規定トルクで締めただけでは収まりきらないことがわかった。 Gooseのリアのカラーを使って打ち込んだ。) 現代のセル付モンキーエンジンはモーターがエンジンの上(Gooseと同じ)に付いている。 軽い衝撃でケースが割れてしまうからなのかもしれない。
上のカバーを外すとカムチェーンが外せるようになる。 カムチェーンテンショナーのスプリングはこの写真では抜いてあるが構造が見てわかる。 エンジン下部からスプリングにてロッドを持ち上げ梃の原理で上のローラを押す仕組みだ。やはりモンキー系と変わらないし、2号機も同じだった。
カムチェーンを並べてみた。上のが一号機。下が2号機。 2号機のが2リンク長い。 僅か2mm届かなかったことでここまでバラさなければならないのだ。
不安に感じ、マグネット側も開けてみた。 ロック用の座金がまったく意味をなしていないし、強烈な締め付けがされている。
結構な鉄粉がカバーにたまっていた。 クランク&ギアの慣らしはこれで終わった。 ワコーズプロステージを使っていたのでギアの消耗はそこまで酷いと思っていない。 バリとか落ちたと思いたいところだ。
こちらの向きでは2号機と見た目で全く変わらない。 2号機のシリンダーが付いているから尚さらだ。
フィルタはこんあものでも意味があることは実感した。 千切れたガスケットや大きなバリをポンプに挟まらないようにしている。
シリンダーも組み直した。 何度も組みなおしたためモンキー用を切りなおした紙のガスケットは一部切れてしまった。液ガスで修正。 まぁ、漏れるかもしれないがOHは慣れた。 Gooseよりパーツ数も少ないし気遣いもしない。(そのわりにポート修正やボルトショップで扱っているボルトは全部交換など一部手間とお金をかけてしまった。)
狭い割りにシクネスゲージはちゃんと入るIN:0.05mm/EX:0.05mmで調整。 マグネットはTマークのラインが3本ある。POSHのものと同じようだ。 クランクを回しバルブが当たらないことを確認した
マニホールドとキャブも2号機のものを使用するため内部の段差を削り流入効果を高めた。 上でも書いた通りガソリンタンクがキャブに当たらないか気になる。ところだ。 オイルを入れればエンジンはこれで始動できるはず。 ただ、サイレンサーの修理やリアフェンダーの修理などまだまだ走るためにはすることがある。
エンジン始動テスト実施。 排圧も高くなったし。 音もでかい。 キャブセッティングは2号機を貰った状態のまま組んだ。 マフラーもサイレンサーの中身が空。 パーシャルもメインも薄い感じ。 これでは走れない…しかし、 乗りたい。 PITの周り1週だけ。 感想は予想通り出足が格段によくなった。 最高速は52kmくらい。 セッティングの見直しだがMJが三国の丸と形は同じだが小さい。 キャブごと交換かMJを造るかせねばならない。 確か、京浜PEがあったと思うがインマニだけが手に入るか判らない。